先日視聴。
夏にぴったり。
あまり期待してなかった。
下手すると安っぽいSFかも、と。
でも太陽の再生を試みる、というあらすじに惹かれた。
神秘的なオープニングが好みのセンス。一気に惹きこまれる。
暑い。見てるだけで痛いほど暑い。
今の季節にほんとにふさわしい。
これをこの時期に放送するセンス、好き。
冬に見てもいいかな〜。
2001年を思い出すくだりがいくつかあって、
メイン?の彼の青い目も2001年の彼によく似ていた。
この監督の2001年へのオマージュ?
後半の展開がよくあるホラーになってしまって
すごく残念。普通に太陽に到達して、それからミッションが
普通に失敗して、さてそれから、みたいのが良かったな。
もっと太陽と宇宙メインの科学的内容の濃いストーリに進んでほしかった。
前半が好みだっただけに残念。
真空での人間の無力さ。宇宙での存在の小ささ。
たったひとりで果てしない宇宙に漂う恐怖感。
たったひとりで死に向かうあの恐怖感。
太陽の圧倒的、破壊的パワー。
あのエネルギーは奇跡的なものなんだろうか。
太陽の凄さを実感。
宇宙の圧倒的な非情さ弱肉強食さにこの世の甘さを思う。
この世から不幸が無くならないのは当然のことなのかも。
運航中の音はやっぱり好み。安心する。
胎動に似てるのかな?

シャイン

2006年10月28日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/06/25 ¥2,500 オーストラリア出身の現役ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を映画化したもの。本作で聴かれる演奏の大半はヘルフゴッド本人によるものだ。 デヴィッドは、幼いころからの父親の過剰な愛情と厳格なレッスンのもと、ピアノに打ち込んでいた。しかし父親の過剰な愛情に耐え切れず、デヴィッドはついに勘当同然のかたちで家を…

久しぶりに映画で感動して泣いた。

ラフマニノフがこんなにもロマンチックな曲だったとは。
なんか映画音楽のよーだと思ったら、それもそのはず映画音楽はこの人の曲をよく使ってたとか。

旋律がやっぱりロシア的。
ピアノ協奏曲3番が素晴らしい。
お父さんのラフマニノフへの熱い思い、そして教授の曲の教え方に見終える頃にはすっかりラフマニノフハラショー。

最初の激しい雨音でまずつかまれ、加えてあの独特な、詩うようなリズミカルなしゃべり方で益々世界に惹きこまれていく。
最初は違和感を感じたしゃべり方も段々心地よく。

最後でどわーと涙。

人間は生き続けなければいけない、という根源的な...
何もかも乗り越えて(父もまた犠牲者だったし)生きていかなければならない、という、生きていくのだ、という決意。

やっぱりクラシックはいいなぁ。

のだめも面白い。毎週楽しみ。リハなのに精一杯お洒落して千秋に見てもらおうと、ものすごいオーバーアクションで演奏するますみちゃんかわいー!
これが一番好きな映画。

こんなにも優雅な旋律のワルツが真空の宇宙の映像に
ぴったり嵌るとは。
ヨハン・シュトラウスもびっくりだろう。
まさか自分が作った曲が宇宙映像のBGMに使われるとは
思ってもみなかったに違いない(たぶん)。

ケア・デュリアの見事なアンドロイドっぷり
(人間役なんだけど)にも心酔。

彼がどんどん年老いていくシーンは、
「シャイニング」でも見れる彼独特のホラー感が。

硬いガラス製の床に落としたフォークの音が甲高く響く。
引いた椅子が床を擦る音が響く。こ、怖い。

HALの最後(?)は本当に人間の死のようで泣けた。

しゅごーしゅごーという人間の呼吸音のみが
ずーっと続くシーンが結構あって、その音をずーっと聞いていると
なぜか不思議と落ち着く。

人気のない宇宙船の中で、ひとりジョギングをしている
シーンのBGMはオリジナルなのだろうか。
この曲が憂鬱な感じで一番好き。
円盤状の宇宙船の中を、回転するリスのように、ひたすら同じ箇所を走るだけ。
なんともいえない孤独感と閉塞感。
そして怖ろしいほどの静寂。

...宇宙は無音なのかと思ったら
結構うるさいらしい。

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